はじめに
オーストラリア看護留学に興味のある方なら一度は聞いたことがあるアシスタントナース。ナースなの?と聞かれることもあるくらい曖昧に理解されていることもあります。まずはアシスタントナースとは?から目的別に選ぶアシスタントナースのコースをご紹介します。
アシスタントナースと言っても通じない?
「アシスタントナース」はカタカナ英語なので現地で言っても通じません。
正式名称はAssistant In Nursing (AIN) アシスタント・イン・ナーシングです。文字を見ると分かるようにナースのアシスタント=補助であることが読み取れます。現地の医療現場ではAIN(エー・アイ・エヌ)と言うことが多いです。日本でいう病院の看護助手、老人施設や障害者施設の介護士、訪問介護の介護士・ヘルパーと似ています。
アシスタントナースの仕事内容
AINは看護師の補助だということが分かりました。では実際の仕事内容はどんなものか見ていきましょう。AINは看護師(RN)の指示を受けて色々な業務ができます。
- <アシスタントナースの主な業務>
- ⚫︎ 清潔援助(シャワーやトイレ介助)
- ⚫︎ バイタルサイン測定
- ⚫︎ 血糖測定
- ⚫︎ 簡単な創傷処置
- ⚫︎ 尿量測定
- ⚫︎ 排液ドレーンの管理
- ⚫︎ 看護記録
です。病院で働く場合と介護施設の場合では仕事内容も変わります。急性病院では看護師の数の方が多く、バイタル測定やシャワー浴介助、転倒リスクのある患者さんの見守りなどが多いです。介護施設ではシャワー・トイレ介助、食事介助、ベッドメイキングが主な業務になってきます。
アシスタントナース資格に違いはあるのか
AINと言っても実は資格の種類は一つではないのです。資格のレベルは同じCertificate 3ですが、コースを提供する専門学校や資格の名称がいくつかあります。AINの主な資格は以下です。
- ⚫︎ Certificate 3 in Health Service Assistance (Assistance in Nursing Work in Acute Care) -急性期病院で働けるAIN資格
- ⚫︎ Certificate 3 in Individual Support – 慢性期の病院や高齢者施設で働けるAIN資格
- ⚫︎ Certificate 3 in Aged Care – 高齢者施設で働けるのAIN資格
それぞれの資格取得ができるコースをご紹介していますので、お問い合わせください。
病院や高齢者施設以外でも障害者施設やコミュニティで働くこともできます。急性期AIN資格ならリハビリ病院、高齢者施設でももちろん働くことができるので仕事の幅を持たせたい人にも急性期AINコースはおすすめです。例えばパートタイムで急性期病院で働き、カジュアルとして高齢者施設でも働くことも可能です。
何を基準に資格の種類を選んだらいいのか
いくつか種類があるAINコース。何を基準に選んだらいいのか?迷いますよね。自分の留学の目的をまずは考えてみましょう。そこから目的にあったコースを選んでいきます。
私の経験上、日本で急性期病院で働いていて現地の医療システムを見てみたい・体験してみたいという方は急性期AINの資格を取ることをオススメします。
また、日本で慢性期・リハビリ病院または介護施設で看護師として働いていたのなら慢性期・高齢者施設のAIN資格が合っています。というのも日本でバリバリ急性期で働いていた看護師がオーストラリアで高齢者施設で働くと比較するのが難しいのと、仕事内容が違いすぎるので物足りないと感じることがあるからです。
オーストラリアで看護師登録まで目指したい・興味があるという方はもちろん急性期AIN資格を取ることをオススメします。ただ、既に英語力がIELTS6.0-6.5以上あり、日本で大卒の方はAINコースを挟まずにOETなどの看護師登録に必要な英語試験を勉強するのがいいでしょう。
AIN資格を取るメリットしては
- 1. 自分の目で医療・介護現場が見れる・体験できる
- 2. 看護師と一緒に働くことができ、自分も看護師になりたいというモチベーションが上がる
- 3. 飲食関係の仕事よりも時給が高いので少ない労働時間で生活費がまかなえる
などでしょう。
まとめ
アシスタントナースについて理解できましたか?それぞれの留学の目的にあったコースを選択するようにしましょう。
コースについての質問や費用についてのお問い合わせはフォームからお願いします。お気軽にご連絡ください。